
ちょっと昔の話になりますが。
TM networkが'88〜'89に行ったツアーが『CAROL』ツアーで、
これはそれまでTMが行っていたLIVEとは全く違い、
新たに自分たちで創作した物語を題材に、
歌とダンスで構成されたミュージカル風のLIVEだった。
88年の夏にまずスペシャルとして1回だけ行われた
『T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO Produced by TM NETWORK』を
新たに練り直してツアー形式にされたもので、
キャロル役の女性ダンサーとボーカルの宇都宮隆を中心に圧倒的な魅力的なステージだった。
そういえば、当時TMのサポートメンバーだったB’zの松本さんは悪役の手下役でした(笑)
この『CAROL』を光一さんに演ってもらいたい・・・・・フッと思った。
セリフはいっさいなく歌とダンスだけのステージ。
そしてさまざまなパフォーマンス。←(TMの時はジャグリング・パントマイムなど)
でも決してミュージカルではなかった。
光一さんにぴったりではないか?
光一さんが『CAROL』をやることによって
もっともっとファンタスティックな物語になると確信している。
それほどこのステージは光一さんにあっていると思う。
逆に、いまウツが88年当時の年齢だったとしても。
彼には「SHOCK」は出来ない。
あの舞台は光一さんだけのためのものだから。
正直なところ。
「SHOCK」はストーリーそのものは別にどうということはなかったが
メインである光一さんの魅せるダンスと、パフォーマンスにひきつけられ
あっという間に時間が過ぎていった。
歌に関しては一回きりだったのでほとんど覚えていなくて。
(ミラコンの時に、聞き覚えがあるな・・・?と思った程度。)
逆に『CAROL』はあくまで音楽がメイン。
踊りもボーカルが歌いながら踊れるギリギリのところで作られていた。
口パクではなかった。踊っている息遣いまでわかったから。
双方のダンススタイルの違いにもよると思うが、
踊りと歌と。どちらにより重点が置かれているかの違いだと思う。
『CAROL』の方が歌が記憶に残っているのは、
ワタシの思い入れもあるが、ボーカル中心の構成だからだろう。
宇都宮隆という人はスポーツ万能でカンのいい人だったけど、
決して器用な人じゃなかったと思う。
(初期のPV「金曜日のライオン」を見るだけでもわかる)
ほとんど踊れなかった時期からダンスマシーンといわれるようになるまで、
TMの世界を視覚で表現するという使命を背負った
彼の努力はいかばかりか。
ワタシの中では『CAROL』以降の『RHYTHM RED』の頃が
彼の踊るヒトとしての頂点の時期だったのではと思っているのですが、
過渡期である『CAROL』ツアーの時期が、
一番勢いがあって見ごたえのあるステージであったと思う。
ボーカリストであるという姿勢を崩すことなく踊って表現することを選んだウツ。
彼は後にブロードウェイミュージカル「RENT」日本公演に出演している。
年齢的にも当時のウツが31歳。
光一さんがこれから『CAROL』のフラッシュ役を演じても
何の問題もない。